移動平均線とは?どんなものなんでしょうか?
移動平均線にはどんな種類があるのか?
移動平均線はどうやって表示されているのか?
移動平均線を話すうえでゴールデンクロスとデットクロスは
外せないので、こちらも説明します。
Contents
移動平均線の種類
移動平均線とは指定した期間の終値の平均値を線にしたものです。
ですので、トレンドを分析するのにかなり昔から使われてきましたし、
現在でも使われています。
移動平均線の種類はこの4つになります。
★単純移動平均線(SMA) ・指数平滑平均線(EMA)
・修正移動平均線(RMA) ・加重移動平均線(WMA)
4つありますが、移動平均線と言われれば基本的に
単純移動平均線を指します。
10日間の単純移動平均線なら:10日MAなんて書き方もします。
移動平均線は英語で:Moving Average といいます。
チャートソフトによっては英語表記のものもありますので、
憶えておいてください!!
移動平均線はどうやって表示されているのか?
5日間の単純移動平均線は
(当日終値+前日終値+2日前終値+3日前終値+4日前終値)÷5
とかなり単純ですが、
他のものはかなりややこしいです。こんな感じ!!
指数平滑平均線:前日の指数平滑平均+a
(当日終値-前日の指数平滑平均)
※a(平滑化定数)=2/(n+1) ※nには計算期間の5を使います。
*計算初日(前日の指数平滑平均がない場合)は、
単純移動平均を代用します。修正移動平均線:
((5-1)×前日の修正移動平均+当日終値)÷5
*計算初日(前日の修正移動平均がない場合)は、
単純移動平均を代用します。加重移動平均線:
(5×当日終値+4×前日終値+3×2日前終値+2×3日前終値+1
×4日前終値)÷(5+4+3+2+1)
え~~~~と・・・ってなりませんか?
思わず、
『理解できて使用したい人いますか?』と
ききたくなるような気持ちがわかって頂けるのではないでしょうか?
理解すればいろんな使い道があるのですが、勉強中の方にとっては、
わかりにくいですよね。
ですので、単純移動平均線だけでも憶えてください。
ゴールデンクロスとデッドクロス
移動平均線は2、3本引いて使われることが多いのですが、
どういった感じで使うのかというと、
9日MAと21日MAと100日MAといった感じです。
この画像は9日MA(黄色)21日MA(ピンク)
100日MA(水色の点線)のものになります。
短期の移動平均線(9日)と中期か長期の移動平均線を組み合わせて
使用します。
そして下の画像のように短期の移動平均線が上昇するときにクロスすると
ゴールデンクロスといいます。(赤丸で印)
逆に短期の移動平均線が下降するときにクロスすると
デッドクロスといいます。(青丸で印)
ゴールデンクロスしたら今後相場は上昇していくのでは?
デッドクロスしたら今後相場は下落していくのでは?
などの判断材料になるんですね。
売買ルールを作るときにも大きく役立ちます!!
ゴールデンクロスしたら買いデッドクロスしたら決済
デッドクロスしたら売りゴールデンクロスしたら決済
単純ですが、ルールって最初はこんなものでいいと思います。
ここから肉付けして改良すればオリジナルのルールができますね。
詳しくは、こちらのルールの作り方 で解説します。
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